◆ 元の意味(古代)
火による温熱。あたたかい、あつい。
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KANJI ETYMOLOGY
netsu
画数
15画
成り立ち
形声
部首
れっか
分類
常用漢字
火気が高まって熱く、強い情熱を表す字。
ORIGIN
『説文解字』巻十・火部に「熱、温也。从火、埶聲」とあり、火による温熱を本義とする。声符「埶(げい)」は、植物を植え育てる形を示し、太陽の熱や火の熱を受けて生育する意を含意する。白川静『字統』は、「埶」を人が苗木を捧げて植える形と見、これに火を加えた「熱」は、生命を養う温熱と、燃え盛る激しさの両義を持つと述べる。すなわち熱は単なる物理現象ではなく、生命を育てる暖と、強烈に高まる気勢の双方を含む。藤堂明保『漢字源』は、語源核を「NIUET/引き締まって熱気をもつ」に置き、「熟(煮詰まる)」「褻(密着する)」と同系で、密に詰まって温度が上がる様態を共通の核意とする。『孟子』に「天下之溺、援之以道」、『荀子』に「水深而回、樹落則糞本」など、熱は時として比喩的に「世情の激しさ」「人の意気」を表す。日本では「情熱」「熱意」「熱誠」の語に見るように、内に燃える志を象徴する高貴な字として用いられ、人名でも稀ながら気概を示す字として採られる。
構成要素
埶+火(灬)
STROKE ORDER
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MEANINGS
火による温熱。あたたかい、あつい。
あつい、ねつ、いきおい、夢中になる。
★名乗りには稀。情熱・気迫の象徴として比喩的に用いる。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。