◆ 元の意味(古代)
猟で獣を捕えて手に入れる。
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KANJI ETYMOLOGY
kaku
画数
16画
成り立ち
形声
部首
けものへん
分類
常用漢字
猟で獲物を手に入れる「獲」は努力の収穫・成功の象徴。命名は稀。
ORIGIN
「獲」は『説文解字』犬部に「獵所獲也。从犬蒦聲」とあり、狩猟によって得た獲物を意味する形声字として登場する。意符に「犬」を採るのは、犬を伴って獣を追い詰めて捕える猟法を反映したものである。声符「蒦」は『説文』艸部に「規蒦商」と見え、ふくろう(萑)の足が物を掴む形を描き、すでに「つかまえる」の意を含む。白川静『字統』は「蒦」を、隹(とり)と又(て)を合わせた形と分析し、鳥を手で掴み取る狩りの動作そのものが声符に内包されているとし、声符と意符のいずれも「捕獲」の意を担う典型的な会意兼形声と評価する。藤堂明保『漢字源』は声符「蒦」の音「カク」が「ぐっと掴む」音感を表し、獲・穫(収穫)が同系語であることを指摘し、「努力の末に手に入れる」原義を強調する。日本でも「獲得」「捕獲」「漁獲」など成果を得る熟語に用いるが、人名用漢字外のため命名には用いられない。
構成要素
犭(けものへん)+蒦(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
猟で獣を捕えて手に入れる。
得る。捕える。手に入れる。
★(命名忌避字)人名用漢字外のため使用不可。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。