◆ 元の意味(古代)
犬が家畜を守る/狩りの対象の四足獣。
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KANJI ETYMOLOGY
ju
画数
19画
成り立ち
会意
部首
いぬ
分類
—
「獣」の旧字。古代の狩猟祭祀を伝える重厚な字形。命名には不向き。
ORIGIN
「獸」は「獣」の旧字体(正字)であり、『説文解字』嘼部に「守備者。从嘼从犬」と説かれる会意字である。許慎は嘼(家畜)と犬を合わせ、犬が家畜群を守って巡回する姿を獸の本義とし、後にそれを狩猟の対象たる四足獣全体の総称へ拡張した。白川静『字統』は嘼字の上部「單」を、両端に石球を結びつけた狩猟用の投げ縄(飛石器)と読み、口(𠙴)はその音響あるいは祭祀の口頌を示すとし、嘼そのものが古代狩猟具と祭祀の合成字であると説く。さらに犬を加えた獸字は、犬を伴い狩猟具を携えて野獣を狩る殷周の田猟儀礼を一字に凝縮した重厚な象徴であると位置づける。藤堂明保『漢字源』は獸を「狩りで得る対象すべて」と総括し、後の文献で禽獣・走獣などの語に分化していく過程を整理する。常用漢字では「獣」に簡略化されており、旧字「獸」は人名用漢字にも含まれず命名は不可である。
構成要素
嘼(單+𠙴)+犬(会意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
犬が家畜を守る/狩りの対象の四足獣。
けもの。獣。獣類。
★(命名忌避字)旧字かつ人名用漢字外で使用不可。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。