◆ 元の意味(古代)
宗廟で黍稷を盛る玉飾りの祭器
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KANJI ETYMOLOGY
ko
画数
13画
成り立ち
形声
部首
玉(たまへん)
分類
人名用漢字
宗廟の祭器、また珊瑚を意味し、神聖と華麗を併せ持つ一字。
ORIGIN
『説文解字』玉部に「瑚は珊瑚なり。玉に従い胡声」とあり、声符「胡」をとる形声字。本来は『論語』公冶長篇の「瑚璉」に見える夏殷の宗廟祭器の名で、黍稷を盛る器として最も尊ばれた。藤堂明保『漢字源』は胡を「とり囲んで包む」の意とし、玉を以て飾った神聖な器と解する。白川静『字統』では胡を「ひげの長い大きさ」と捉え、堂々たる祭器の威容を示すと論じる。後に海中の珊瑚樹を「珊瑚」と称するに至り、瑚はその一字としても用いられるようになった。『漢書』西域伝には珊瑚を貢ぎ物とする記述があり、宝玉として珍重された。諸橋轍次『大漢和辞典』は祭器と珊瑚の二義を併記する。落合淳思は声符胡に「赤く深い色」の含意を見、紅珊瑚との結びつきを指摘する。
構成要素
玉(意符:玉) + 胡(声符:大きく堂々)
STROKE ORDER
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MEANINGS
宗廟で黍稷を盛る玉飾りの祭器
珊瑚、瑚璉(尊い祭器)
珊瑚の華やぎと祭器の品格を兼ね備え、人に尊ばれる存在となるようにとの願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。