◆ 元の意味(古代)
草木が大地から芽を出し伸びること。生まれる。
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
5画
成り立ち
象形
部首
うまれる
分類
常用漢字
大地より萌え出づる、いのちの始原。
ORIGIN
「生」は地面から草木の芽が萌え出る様をかたどった象形文字である。下部の「土」に見える横線は大地、その上に伸びるのは新芽の形で、生命が地から立ち上がる根源的な情景を一字に凝縮している。許慎『説文解字』生部に「生、進むなり。艸木の土を生じて上に出づるに象る」とあり、植物が大地を破って上方へ伸びゆく動作を本義とすると明記する。白川静『字統』は、生は単なる植物の発芽にとどまらず、すべての生命の誕生・成長・存在そのものを象徴する根源字であり、古代祭祀において新芽は神聖な霊力(ムスヒ)の顕現とされたと述べる。中国哲学では「生生」(朝々に新たに生じる)が宇宙の本性とされ、易経に「天地の大徳を生という」と記される。日本においても「むすぶ・うむ・いきる・はえる・なる」など、いのちに関わる和語の多くが生に当てられ、訓読みの豊かさは他の漢字を凌ぐ。藤堂明保『漢字源』は、セイ・ショウの音がそれぞれ「青(あお、若々しい)」「性(うまれつき)」「姓(うまれの一族)」と同系で、新鮮なる生命力という共通音義を持つと述べる。命名においては最も尊ばれる文字の一つで、誕生の喜び・健やかな成長・生気にあふれる人柄を象徴する。
構成要素
屮(草の芽) + 一(地面)
STROKE ORDER
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MEANINGS
草木が大地から芽を出し伸びること。生まれる。
いきる、うまれる、はえる、なま、新鮮、いのち。
★大地から萌え出る新芽のごとき清新な生命力と、健やかな成長。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。