◆ 元の意味(古代)
水を入れない乾いた田、畑。
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KANJI ETYMOLOGY
hatake
画数
10画
成り立ち
会意
部首
た
分類
人名用漢字
白い乾いた田、すなわち畑を表す国字。
ORIGIN
『説文解字』にはこの字は収められておらず、漢籍の本来の文字ではない。許慎の編んだ説文に見えないことから明らかなように、畠は中国の古字書には現れず、日本で作られた国字(和製漢字)と考えられる。白川静の『字統』は、畠を「白+田」の会意とし、水を張らない乾いた田、すなわち白く乾いた地で耕す田畑を意味する日本独自の造字であると説く。水田に対して「乾田」「畑」を区別する必要から、火を加えて焼畑を示す「畑」とともに用いられたという。古くは『万葉集』『風土記』などに「はた」「はたけ」の語が現れ、後世に文字として定着した。藤堂明保の『漢字源』も同様に、畠を国字と認め、「白い田」すなわち水を入れず乾燥した田の意で、農作物を作る土地、特に陸稲や野菜を栽培する畑を指すと記す。「畑」と並び日本語独特の景観・農業文化を示す字であり、「畠山」「大畠」「畠田」など姓・地名に多く用いられている。実りの象徴であり、勤勉に大地を耕す姿を含意する字として、命名でも素朴な実直さを表現する字となる。
構成要素
白+田
STROKE ORDER
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MEANINGS
水を入れない乾いた田、畑。
畑、はたけ。
★大地・実り・実直
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。