◆ 元の意味(古代)
区画された耕地、農地。
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KANJI ETYMOLOGY
den
画数
5画
成り立ち
象形
部首
た
分類
常用漢字
区画された耕地の象形。豊穣・実りを象徴する大地の字。
ORIGIN
「田」は『説文解字』に「陳也。樹穀曰田。象四口。十、阡陌之制也」とあり、耕地として地を「陳ね(つらね)」、穀物を植える所を「田」と称し、四つの口(区画)を象り、十は阡陌(あぜ道)の制度を示すと解説される。許慎はこれを象形とし、田畑の整然たる区画と縦横の畔道を視覚化した字とした。藤堂明保『漢字源』もこの解を支持し、「田」は四角く区切られた耕地に縦横の畔が交わる姿を象った象形字とする。穀物を栽培するために整備された土地を意味し、そこから「土地」「猟場」「ひろがり」など派生する。白川静『字統』はさらに古代中国の制度に踏み込み、「田」は本来「畋(でん・狩猟)」の地であり、古くは耕作と狩猟の両義を兼ね備えた字であったと指摘する。殷周代の卜辞には「田猟」の語が頻出し、王が田に出て狩猟を行う様が記される。後世、農耕が国家経済の根幹をなすに至り、「田」は専ら耕地を指す字となった。日本では『古事記』『万葉集』以来「た」と訓じられ、稲作文化と深く結びついて、地名・姓氏に多用された。命名では大地の安定、豊かな実り、根を張る堅実さを象徴する。
構成要素
耕地の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
区画された耕地、農地。
た。耕作地。地名・姓氏に多い。
★大地のように堅実で、豊かな実りを得る人生。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。