◆ 元の意味(古代)
田のあぜ道、踏み均された場所、田の単位。
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KANJI ETYMOLOGY
chou
画数
7画
成り立ち
形声
部首
た
分類
常用漢字
田のあぜ道、整えられた区画。集落と人の営みを表す字。
ORIGIN
「町」は『説文解字』に「田踐處曰町。从田丁聲」とあり、田畑のあぜ道、踏み均された場所を「町」と称し、田に従い丁の声をもつ形声字とされる。許慎は「丁」を音符とし、「田」を意符として、田と田の間の踏み固められた境界・畔道を表す字と解した。藤堂明保『漢字源』はこれを敷衍し、「丁」は釘や打ち付けるものの象形で「まっすぐに区切る」意を兼ね、田を整然と区切るあぜ道、ひいては区画された土地全般を意味する字とする。白川静『字統』では、「町」を田の畝の長さの単位、転じて土地の広さを示す字と解し、後に集落の区画、人家の集まる場所を指す語に転用されたと説く。古代中国では「町」は田の面積単位として用いられ、また街区を区切る基準であった。日本に渡来して律令制下では「町(ちょう)」が田地の面積単位(約109m四方)として用いられ、平安京以降は都市の区画を示す語として「まち」と訓じられるに至った。京の町、城下町、宿場町など、日本文化において「町」は人々が集い暮らす生活空間そのものを表す。命名にはほぼ用いられないが、地名・姓氏に頻出し、共同体の温かさや堅実さを伝える字である。
構成要素
田 + 丁
STROKE ORDER
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MEANINGS
田のあぜ道、踏み均された場所、田の単位。
まち。市街地の区画。地名・姓氏に多い。
★命名には用いにくいが、共同体の温かさを示す。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。