◆ 元の意味(古代)
光輝く冠を戴く偉大な王。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
9画
成り立ち
会意
部首
しろ
分類
常用漢字
輝く冠を戴く偉大な王、天子を意味する字。
ORIGIN
「皇」は会意文字とされ、上部の「白」と下部の「王」から成る。ここでの「白」は本来、王の冠の上に輝く飾り、もしくは光を放つ太陽の象形と解される。許慎『説文解字』王部には「皇、大也、从自王、自始也、始王者三皇大君也」とあり、最も偉大な王、すなわち三皇に代表される始祖的君主を本義とすると説く。白川静『字統』は、「白」を王の冠の正面につけられた光輝く飾玉あるいは羽飾りの象形と解し、光輝を放つ冠を戴いた偉大な王、天上の主宰者を意味するとする。神聖性・荘厳性を本質とし、後に天子・皇帝の称号に転用されたという。藤堂明保『漢字源』も同様に、「白」を冠上の光り輝く玉と捉え、「王」の上に光を加えた字形によって「煌々と輝く偉大な存在」を表すと述べ、皇帝・皇室・皇恩のように最高位の権威・尊厳を示す語に用いられると説明する。日本では天皇号として古代より用いられ、神聖性・正統性の象徴。命名では畏れ多いとして避けられる傾向があるが、「皇太郎」など稀に見られる。
構成要素
白(光・冠の飾り)+王
STROKE ORDER
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MEANINGS
光輝く冠を戴く偉大な王。
きみ。天子。皇帝。すめらぎ。大いなる。
★威厳と気品を備えた指導者。光を放ち人々を導く存在を願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。