◆ 元の意味(古代)
天を祀る祭壇、天帝。
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KANJI ETYMOLOGY
tei
画数
9画
成り立ち
象形
部首
巾(はば)
分類
常用漢字
天を祀る祭壇の象形。万物を統べる至高の存在「みかど」を示す字。
ORIGIN
「帝」は象形の字で、もと祭壇に薪を組み上げ、天を祀る形を象る。『説文解字』上部に「帝は諦なり。王天下の號なり。丄に従い朿声」と記し、天下を治める王の称号と説明するが、これは後世の解釈である。白川静『字統』は、甲骨文・金文の字形を精査し、帝はもと祭天の祭壇、すなわち薪を組み上げた燎(りょう)の形を象る象形字であると論じる。古代殷周において「帝」は最高神たる天帝を指し、王はその祭主として地上で天命を受ける存在であった。後に天帝にあやかって地上の王者をも「帝」と称するようになり、秦の始皇帝が初めて「皇帝」の号を用いて以後、地上の最高権力者を意味するようになった。藤堂明保『漢字源』は、帝の上部「丄」を花の蒂(へた)の形と解し、すべての花弁・葉が集まる中心点としての象徴から、万物を統べる至高存在の意が生じたとする。いずれの説でも「帝」は天と地、神と人を結ぶ中心点を示す字である。日本では古来「みかど」と訓じ、天皇を敬って呼ぶ語として用いられた。「帝王」「皇帝」「上帝」「玉帝」など、最高の尊厳と権威を象徴する。
構成要素
祭壇に薪を組んだ象形。
STROKE ORDER
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MEANINGS
天を祀る祭壇、天帝。
みかど、皇帝、最高の主宰者、天子。
気高さ、威厳、人の上に立つ徳と品格を願う字。聡明で堂々たる人柄を象徴する。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。