◆ 元の意味(古代)
天の神。稲妻に宿る霊力。
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KANJI ETYMOLOGY
shin
画数
9画
成り立ち
会意兼形声
部首
しめすへん
分類
常用漢字
天地を貫く稲妻に宿る霊。神聖と万物の根源を表す字。
ORIGIN
「神」は意符の「示」と意符兼音符の「申」とから成る会意兼形声文字である。許慎『説文解字』示部には「神、天神、引出萬物者也。从示、申聲」と記され、天の神であり、万物を引き出し生み出す根源的な霊力を意味すると説く。白川静『字統』では、「申」は稲妻が屈折して天から地へ走る様を象った象形字であり、古代人にとって雷鳴と稲光こそ天上の神の顕現そのものであったと解する。「示」(祭壇)と「申」(稲妻=神威)の合体は、まさに祀るべき神そのものを表す字となった。中国古代では、天神・地祇・人鬼の三系統に神々を分類し、その中でも「神」は天上の最高位の霊格を指す重要な概念であった。藤堂明保『漢字源』は、「申」の音が「のびる」「のばし広がる」意を持ち、神威が無限に伸び広がって万物に及ぶ様を表すと述べる。すなわち「神」とは、形なくして万物に働きかけ、生命を育み秩序を保つ普遍的な霊力である。日本でも「神」は最も尊い字の一つとして敬われ、神道・仏教・民俗信仰のあらゆる場面で用いられる。命名では神聖さ、清らかさ、超越的な存在感を願って用いられる重厚な吉祥字である。
構成要素
示+申
STROKE ORDER
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MEANINGS
天の神。稲妻に宿る霊力。
神。神聖。霊妙。
★清らかで神聖な気品を備え、人を超えた大きな心で生きるよう願う字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。