◆ 元の意味(古代)
大地の神。国つ神。
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KANJI ETYMOLOGY
gi
画数
9画
成り立ち
形声
部首
しめすへん
分類
人名用漢字
大地に宿る国つ神。土地を守る神聖さを宿す字。
ORIGIN
「祇」は意符の「示」と音符の「氏」とから成る形声文字である。許慎『説文解字』示部には「祇、地祇、提出萬物者也。从示、氏聲」と記され、地の神、すなわち万物を地上に提(さ)し出す大地の神霊を意味すると説く。天の神を「神」、地の神を「祇」と区別し、「神祇」と並び称して天地の神々全般を表す。白川静『字統』では、「氏」が氏族・血統を表す字であり、「示」と組み合わせて、特定の土地に根差し、その地の人々の血脈と結びつく地霊・国つ神を象徴すると解する。古代の祭祀において、天つ神(高天原系)と国つ神(土着系)の二系統が並立する観念は日本神道にも継承され、「神祇官」「神祇令」など、国家祭祀の根幹を成す語として用いられた。藤堂明保『漢字源』は、「氏」の音に「下にどっしり据わる」意があり、天上ではなく地上に深く根を下ろす神を表すのに「祇」の字が用いられたと述べる。また「まさに」の副詞用法もあり、敬虔に神意を承る心を含む。日本では祇園信仰など、神聖性と慈愛をたたえる字として尊ばれてきた。
構成要素
示+氏
STROKE ORDER
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MEANINGS
大地の神。国つ神。
地の神。まさに。つつしむ。
★大地のように深く根を張り、神聖な誠実さを持つ人になるよう願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。