◆ 元の意味(古代)
玉と祝詞をもって天に祈り神気を降ろす巫の働き。
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KANJI ETYMOLOGY
rei
画数
15画
成り立ち
形声
部首
あめかんむり
分類
常用漢字
天降る神気、魂の宿る器。
ORIGIN
旧字「靈」は『説文解字』巫部に「靈、巫也。以玉事神。从玉霝聲」と記される。許慎は神に仕える巫女が玉を捧げて祈る姿を表す形声字と解した。白川静『字統』は霝(れい)の三つの口を雨乞いの祝禱を奉る器と捉え、雨冠と合わせて、雨を呼び降ろす神聖な祈祷の儀礼そのものを表すと論じる。すなわち「靈」は、巫祝が玉と祝詞をもって天に通じ、神気を地上に降らしめる聖なる行為を一字に凝縮した宗教的核心字である。藤堂明保『漢字源』は声系「霝」が「点々と連なり落ちる」「微細に通じる」共通義をもち、零・齢・領と同族語をなすと指摘し、霊もまた目に見えぬ気が点々と通い宿るものとする語感を示す。日本においては「たま」と訓じ、八百万の神々や祖霊、清明なる魂の総称として尊ばれてきた。新字「霊」は雨冠の下に巫を配し、原義の「巫」の要素を残す。本字は人間存在の最も深奥なる精神性、見えざる気の精妙なる働き、そして天地神明と感応する清浄なる魂を表す。命名にあっては、聡明にして霊妙な感受性、神仏に通ずる清らかな心ばえ、そして類稀なる才気の宿る人物への祈りを込める字として、慎重なる選字のもとに用いられる。
構成要素
雨(意符)+巫(神に仕える者)/旧字は雨+霝+玉
STROKE ORDER
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MEANINGS
玉と祝詞をもって天に祈り神気を降ろす巫の働き。
たましい、神霊、霊妙不思議なるもの。
★清浄なる魂、霊妙なる感受性と類稀なる才気を託す字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。