◆ 元の意味(古代)
神意を聴き取り人に伝える巫覡的能力者
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
13画
成り立ち
会意兼形声
部首
耳(みみ)
分類
常用漢字
耳聡く神意を聴き、口もて告ぐる人。聖人の祖型。
ORIGIN
甲骨文・金文の「聖」は、大きな耳と口、それを持つ人の姿で構成される。耳が極めて大きく描かれ、神意・天命を鋭敏に聴き取る能力を象徴する。『説文解字』耳部に「聖は通なり。耳に従ひ呈声」とあり、耳によって万事に通暁することを本義とする会意兼形声字である。意符は「耳」と「口」、声符は「呈(テイ→セイ)」。藤堂明保『漢字源』は呈を「まっすぐ通る」音象徴とし、聴覚を通じて神意が滞りなく届く人の像とする。白川静『字統』は最も詳細に論じ、聖は本来シャーマン的職能者を指し、神の声を聴き(耳)・人々に伝える(口)巫覡を字源とすると説く。落合淳思『甲骨文字辞典』も甲骨文の「聖」が王の祭祀と密接に関わる字であることを指摘する。儒教的展開において孔子以降「聖人」は人倫の最高完成者の称となり、堯・舜・禹・湯・文王・武王・周公・孔子が「聖人」と尊称された。日本では聖徳太子の諡号、また仏教の「聖(ひじり)」の和訓が成立。諸橋『大漢和』は「ひじり」「きよい」「すぐれる」「きわめる」を載せる。
構成要素
耳(意符)+ 口(意符)+ 王/呈(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
神意を聴き取り人に伝える巫覡的能力者
ひじり、きよらか、最高に優れた、聖人
清らかで気高く、人々を導く徳を備えた人に育ってほしいという願い。聖徳太子に通じる崇高な響き。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。