◆ 元の意味(古代)
水を張った皿で顔を映し見ること。
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KANJI ETYMOLOGY
kan
画数
15画
成り立ち
会意
部首
さら
分類
常用漢字
水鏡に身を映し見る古礼。鑑の本字で内省と監督の徳。
ORIGIN
「監」は人が皿の上から水面を見下ろす形を象った会意文字である。許慎『説文解字』皿部に「監、臨下也。从臥、䘓省聲」と記し、上から下を見ることを本義とする。古文字を見ると、皿に水を満たし、人がその上に屈み込んで自らの姿を映す形であり、これが「鑑」(かがみ)の本字に当たる。白川静『字統』は、青銅器以前、鏡が普及する以前の古代において、鑑(みずがめ)に水を張って顔を映したことに由来する字とし、自らを映し見て省察する宗教的儀礼を表すと説く。そこから「みる」「かんがみる」、さらに人の上に立って事を監視する「監督」の意が派生したとする。藤堂明保『漢字源』は、kam系の単語家族に属し、「上からかぶせるように見る」を共通義として、鑑(かがみ)、覽(見渡す)、艦(おおいかぶさる船)などと同源と解説する。歴史的には『詩経』『書経』に「殷鑑遠からず」と用いられ、過去を鑑として現在を律する戒めの語として尊ばれた。日本語では「監修」「監督」「総監」など、責任ある立場で全体を見渡す意で広く使われる。命名に用いれば、内省と判断力に優れ、人の上に立って導く徳を象徴する。
構成要素
臥+皿+一
STROKE ORDER
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MEANINGS
水を張った皿で顔を映し見ること。
みる。かんがみる。とりしまる。鏡。
★深く内省し人を導く判断力と統率力を祈る字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。