◆ 元の意味(古代)
細部にわたり目で視察すること。
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
9画
成り立ち
会意兼形声
部首
め
分類
常用漢字
細やかに見て省察する。内省と簡素の徳を表す字。
ORIGIN
「省」は目を意符、生(の省略形・声符)を加えた会意兼形声文字である。許慎『説文解字』眉部に「省、視也。从眉省、从屮」と記し、眉と屮を組み合わせ、細部にわたって視ることを本義とする。屮は草の芽生えを示し、芽が出始める微細なものを目で確かめる意とされる。白川静『字統』は、古文字において「省」が眉目と屮(小さな枝・芽)から成り、王者が国土を巡って細部を視察する儀礼「省方」に由来する字であるとする。すなわち単なる観察ではなく、上位者が下位の状態をくまなく確かめ、過不足を整える行為を指したと説く。そこから「かえりみる」(自己を省察する)、「はぶく」(不要を削る)への意義展開が生じたとする。藤堂明保『漢字源』は、säŋ系の単語家族に属し、「細やかに見る」「縮める」を共通義として、生(細い芽)、星(小さく光る)、醒(気持ちを引き締める)と同源と整理する。意義は「かえりみる」「はぶく」「役所の名(六部省)」と広く、儒教では『論語』「吾日三省吾身」のように、自己反省の徳目として尊ばれた。命名に用いれば、深い内省と簡素を尊ぶ清廉な人柄、無駄を省く賢明さを象徴する字となる。
構成要素
屮+目
STROKE ORDER
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MEANINGS
細部にわたり目で視察すること。
かえりみる。はぶく。役所。
★深い内省と無駄を省く清廉で賢明な人柄を祈る字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。