◆ 元の意味(古代)
酒の酔いから覚める
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
16画
成り立ち
形声
部首
とりへん
分類
常用漢字
酔より覚むる清明。
ORIGIN
醒は『説文解字』酉部に「醒、醉解也。从酉、星聲」と見え、許慎は「酔の解くるなり」と定義する(注:清代段玉裁注本に依る、本字は新附)。本義は酒の酔いから覚めること、ひいては眠りや迷妄から覚醒し意識が清明になる状態を指す。字形は形声にして、意符「酉」(酒甕)に声符「星(セイ)」を配する。白川静『字統』は、「星」字が夜空に瞬く明光を象り、「醒」もまた濁った酔いの中から明らかな意識が立ち現れる様を、星の如き光明の比喩で表したと解する。藤堂明保『漢字源』は「醒」を「星」「惺(さとる)」「腥(なまぐさい)」と同系の語族に置き、「曇りの中から鮮明に立ち現れる」の核義を共有すると論じる。古典文献において、屈原『楚辞』漁父篇の「衆人皆醉、我独醒」は、世俗の酔える迷妄を超えて独り清明なる覚悟者の在り方を象徴する名句として後世に深く影響した。仏教では「覚醒」が悟りに通じ、心理学・哲学では意識の覚醒として中心概念をなす。命名においては精神の覚醒・清明・賢明を象徴する佳字として、男児名「醒(さとる/せい)」「醒一」「醒吾」など稀ながら用いられる。
構成要素
酉(酒甕)+星(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
酒の酔いから覚める
さめる・覚醒・目覚め
★覚醒・清明・賢明な意識を象徴。命名例は稀ながら高雅。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。