◆ 元の意味(古代)
眠りからさめる。さとる。
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KANJI ETYMOLOGY
kaku
画数
12画
成り立ち
形声
部首
みる
分類
常用漢字
本字「覺」。眠りからさめる、悟る、はっきりと感じ取る。
ORIGIN
「覚」は本字を「覺」とし、見部に属する形声字である。声符は「學(学)」の省略形で、許慎『説文解字』巻八下の見部に「覺は、寤(ご)するなり。見に従ひ、學の省声」と記される。「寤」は眠りからさめる意であり、ここから「覺」は迷妄の眠りからさめて事物を見はじめる、すなわち「めざめる」「さとる」を本義とする字と理解される。白川静『字統』は、声符の「學」が組み合わせて学ぶ意を含み、それと「見」とが結びつくことで、学びによって意識が啓かれて視界がひらける、教えを通じて自己が目覚めるという字象を成すと説き、仏教思想において重要な「覺者(さとった者)」の語の哲学的厚みに連なるとする。藤堂明保『漢字源』は、「カク」音を「外殻を破ってあらわれる」意の単語家族(覺・殼・嶽)に位置づけ、闇から光へ抜け出すように、迷いを破って明らかな認識へ至る経緯を字義の核に据える。古典では『荘子』「覚而後知其夢」、『論語』「先覚」、『孟子』「使先知覚後知」など、自他の啓発・覚醒に関する語として頻用された。仏典では「正覺」「無上覺」「覺者」(仏陀)と頻出し、東アジア精神史の鍵語の一つでもある。日本でも「覚悟」「自覚」「感覚」「視覚」と多分野に渡り、命名では聡明で気づきの早い、悟りの心をもつ人物を願う字として男児名に好まれる。
構成要素
見 + 學(省略形)
STROKE ORDER
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MEANINGS
眠りからさめる。さとる。
おぼえる。さます。さとる。気づく。
★聡明で気づきが早く、迷いを破って真理に至る悟性を備えるように。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。