◆ 元の意味(古代)
悟る、心が明らかに目覚める
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
12画
成り立ち
形声
部首
心(こころ)
分類
常用漢字
心が澄み切り、明け方の星のごとく聡く目覚める知性の字
ORIGIN
『説文解字』巻十下に「惺は悟るなり、心に从ひ星の聲」と見え、心部の形声字として登録される。声符の「星」は天空の小さな光の点を象り、明るく輝くものの意を含む。許慎は本義を「悟る」とし、心が暗夜に星が現れるように曇りなく明らかに事理を覚る状態を表すと説いた。白川静『字統』は「星」を晶(あきらか)の系統字とし、惺を「心の明らかなること」、すなわち煩悩や眠気を払って澄み渡った意識の覚醒と解する。宋学において「惺惺(せいせい)」は禅の用語ともなり、朱熹『朱子語類』に「常に惺惺たれ」と説かれ、心を常に目覚めさせ昏睡せざる工夫として重んじられた。藤堂明保『漢字源』は星の音系に「澄む・明らか」の語感を認め、惺を「目覚めて鋭い」「澄みきる」の意とする。日本でも『正法眼蔵』『沢庵和尚法語』等に「惺惺著」「惺々」と現れ、禅修養の核心語となった。名に用いれば、深夜にきらめく星のような澄明な知性、惑いを払って真実を悟る聡明さ、たえず研ぎ澄まされた心の覚醒を象徴し、聡明にして清らかな精神性を願う字となる。
構成要素
心(こころ)+星(声符・あかるく輝く)
STROKE ORDER
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MEANINGS
悟る、心が明らかに目覚める
さとい、聡明、はっきり目覚める
澄明な知性と覚醒した精神
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。