◆ 元の意味(古代)
崖下の石塊、いし。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
5画
成り立ち
象形
部首
いし
分類
常用漢字
崖の下に転がる石塊を象った象形文字。堅固・不変・永続の象徴であり、命名に多用される。
ORIGIN
「石」は崖の下に石が落ちている形を象った象形文字である。許慎『説文解字』巻九石部に「石、山石なり。厂の下に在り。口は象形なり」とあり、上部の「厂」が崖(がんだれ)、下部の「口」が石塊そのものを示すと説く。白川静『字統』は、甲骨文・金文の字形を検討し、もとは厂の下に三角形ないし方形の塊を描いた純然たる象形であり、後に方形が「口」と類似化して定着したと論じる。さらに古代中国・日本ともに石は神霊の依代(磐座・いわくら)として祀られ、「石神」「磐境」など聖性を帯びた存在であった点を指摘し、字義の根底に「永遠不変なるもの」の宗教的観念があると述べる。藤堂明保『漢字源』は象形とし、石の声系(拓・碩・妬など)が「堅く動かない」「広がり据わる」の共通義をもつことを示す。基本義は「いし」、転じて「堅固」「重さの単位(石・こく)」「薬石」「碁石」「岩石」など多岐に展開する。命名では、堅固で動じない人格、長寿、忠実さを象徴する字として古来好まれ、「石松」「石之助」「磐石」など、安定と信頼の願いを込めた名に多く用いられる。
構成要素
厂+口
STROKE ORDER
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MEANINGS
崖下の石塊、いし。
石、岩、堅い、不動、容量・重量の単位。
★堅固で揺るがぬ意志・永続する信頼。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。