◆ 元の意味(古代)
柱の下に据える土台石。礎石。
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KANJI ETYMOLOGY
so
画数
18画
成り立ち
形声
部首
いし
分類
常用漢字
建物を支える土台石。揺るがぬ基盤と確かな土台を象徴する字。
ORIGIN
「礎」は意符の「石」と音符の「楚」とから成る形声文字である。許慎『説文解字』石部には「礎、礩也。从石、楚聲」と記され、柱の下に置く礎石、すなわち建物の根本を支える石を意味すると説く。古代中国の建築では、木造の柱が湿気で腐るのを防ぐため、地中に石を据えてその上に柱を立てる工法が採られた。この柱の足下に置かれる石こそが「礎」であり、建造物全体の重みを受け止める根本である。白川静『字統』では、音符「楚」が「いばら」「すがた」を表し、本来は荊棘を払って整地し、そこに石を据えて柱を立てる古代の築造儀礼に由来すると解説する。すなわち「礎」は単なる土台石ではなく、神聖な建立行為の出発点を象徴する字とされる。藤堂明保『漢字源』は、「楚」の語源に「すきまなくきっちり詰まる」意があり、柱の重みをきっちり受け止める石が「礎」であると説き、転じて事業・学問・人格などあらゆる構築の根本基盤を意味するに至ったと述べる。日本では「礎を築く」「国家の礎」など、揺るぎなき根本を表す比喩として広く用いられ、堅実さと支える力を表す尊い字となった。
構成要素
石+楚
STROKE ORDER
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MEANINGS
柱の下に据える土台石。礎石。
物事の根本となる土台。基盤。
★家や事業の揺るがぬ土台となり、周囲を支える堅実で頼られる人になるよう願う字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。