◆ 元の意味(古代)
天を祀る封禅の儀
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KANJI ETYMOLOGY
zen
画数
13画
成り立ち
形声
部首
しめすへん
分類
常用漢字
天を祀り位を譲る神聖な行為。静寂と悟りの精神。
ORIGIN
「禅」は旧字「禪」の新字体で、『説文解字』示部に「禪、祭天也。从示單聲」とあり、天を祀る祭儀を本義とする形声字である。許慎の説では「示」を意符、「單(タン)」を音符とし、天子が泰山に登り天地に告げて行った封禅の祭を指す字とされる。白川静『字統』は「單」を狩猟具の象形と見て、それを神前に捧げる儀礼から「禪」が成り立ったとし、神聖な犠牲を捧げて天命を受け継ぐ「禅譲」の語が生まれた経緯を論じる。すなわち徳ある者が位を後継者に譲る政治理念「禅譲」の語源である。藤堂明保『漢字源』は「單」に「ひとつにそろえる」「平らにする」の音義を認め、地を平らに均して天を祀ることから「禅」字が成立し、後に煩悩を平らかにして心を一に澄ます意の仏教語「禅定」(サンスクリット dhyāna の音写)にも当てられたと解する。日本では栄西・道元によって禅宗が広められ、静坐瞑想による悟りの境地を象徴する文字として禅宗文化に深く根付いている。命名では沈思熟慮・心の澄明・潔き継承を象徴する佳字とされる。
構成要素
示(祭壇)+単(捧げる供物)
STROKE ORDER
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MEANINGS
天を祀る封禅の儀
禅宗。瞑想。位を譲る。静寂。
★心を澄ませて深く思考し、徳をもって人に譲る器量を象徴する。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。