◆ 元の意味(古代)
天を祀る封禅の儀。位を譲る。
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KANJI ETYMOLOGY
zen
画数
17画
成り立ち
形声
部首
しめすへん
分類
人名用漢字
「禅」の旧字。封禅の祭と禅譲の徳を担う重厚な字。
ORIGIN
「禪」は『説文解字』示部に「祭天也。从示單聲」と記され、天を祀る封禅の祭を本義とする形声字である。許慎は「示」を意符、「單(タン)」を音符と分析し、天子が泰山に登り天と地に大いなる祭を行うことを「禪」と呼ぶと述べている。白川静『字統』は「單」をもと狩猟用の弾き矢の象形とし、それを神前に捧げる儀礼によって天命を継承する祭を「禪」と称したと解する。さらに天子が徳ある者に位を譲る「禅譲」もこの祭から派生し、神聖な継承の理念を担う字となった。藤堂明保『漢字源』は「單」に「ひとつにそろえる」「平らに均す」の音義を認め、地を平らに均して天に告げる祭祀の意とし、後に煩悩を均し心を一にする仏教語「禅定」(梵語 dhyāna の音写)の訳語に転用されたと述べる。中国では仏教の禅宗、日本では栄西・道元による曹洞・臨済の禅文化を通じ、瞑想・悟り・静謐の象徴として広く尊ばれた。「禪」は「禅」の旧字で、人名用漢字として現存し、伝統的な格調と精神性を備えた佳字として用いられる。
構成要素
示(祭壇)+單(供物)
STROKE ORDER
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MEANINGS
天を祀る封禅の儀。位を譲る。
禅宗。静寂。譲り。
★精神の深さと譲りの徳を併せ持つ、格調高き伝統字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。