◆ 元の意味(古代)
陶器や瓦を焼く穴がま
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
15画
成り立ち
形声
部首
あなかんむり
分類
常用漢字
土を掘り築き、火で陶器や瓦を焼き上げる穴がまを表す字。
ORIGIN
「窯」は「穴」を意符、「羔(コウ)」を音符的要素として含む形声文字で、もと「窰」「窯」と通じて用いられた。許慎『説文解字』穴部に「窯は陶を焼く竃なり。穴に従ひ羔声」とあり、土を掘り築いた穴の中で陶器を焼く設備、すなわち窯を本義とする。白川静『字統』は、羔は子羊を火で焙る象に通じ、火と熱を加える行為に関連すると述べ、これに穴を加えた窯は、地中に築かれた燃焼室で土器・陶器・瓦を焼成する装置を表すとする。古代中国の窯業は新石器時代の彩陶・黒陶に始まり、殷周以降は青磁・白磁などへ発展し、窯はその物質文化の根幹を担う設備であった。藤堂明保『漢字源』は、窯を「窰」「燒」「焼」と関連する語と捉え、「火で焙って固める」「熱して変成させる」という意味核を持つと指摘する。窯の中では土が単に乾くのではなく、火と長時間の熱を経て陶質・磁質へと変成する。すなわち窯は、自然の素材を芸術と実用の器に転換する変成の場である。日本でも陶磁器文化において窯は中心的役割を担い、「登り窯」「茶碗窯」など各地に窯場が栄えた。命名では用いにくいが、変成・成熟・職人精神の象徴性を持つ字。
構成要素
穴+羔
STROKE ORDER
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MEANINGS
陶器や瓦を焼く穴がま
かま、窯、焼き場、窯業
★命名には用いられない字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。