◆ 元の意味(古代)
竹のまっすぐな茎。さお。
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KANJI ETYMOLOGY
kan
画数
9画
成り立ち
形声
部首
たけ
分類
—
細長くまっすぐな竹のさお、釣り竿・旗竿の意を表す字。
ORIGIN
「竿」は「竹」を意符、「干(カン)」を声符とする形声文字である。『説文解字』巻五「竹部」に「竿、竹梃也。从竹、干聲」とあり、許慎は「竹のまっすぐな茎」を本義と注している。声符「干」はもと盾や棒の象形で、藤堂明保『漢字源』は「干」を「まっすぐ突き出る棒」の象形と解し、これに「竹」を冠することで、まっすぐ突き出た竹の棒、すなわち「さお」を意味すると説明する。白川静『字統』もまた、「干」が本来武器・棒状器具の象形であった点に注目し、竹製のまっすぐな棒一般を指す字として「竿」が成立したとする。古典では『詩経』衛風「竹竿」に「籊籊たる竹竿、以て淇に釣る」と詠われ、釣竿としての竿が早くから親しまれていたことが分かる。また『荘子』『荀子』にも竿を用いた比喩や故事が散見され、釣竿・旗竿・物干し竿といった生活道具の代表として広く用いられた。日本語では「竿」は釣竿・物干竿・棹(さお、計量・運搬の長棒)など多様に展開し、和歌でも「篠竹の竿」「青竹の竿」と詠まれる風雅な道具である。命名においては画数九画で字面も端正だが、「さお」が日常具を強く想起させ品位の点から実用は限定的で、雅号や屋号、芸名で用いられることがある。
構成要素
竹+干
STROKE ORDER
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MEANINGS
竹のまっすぐな茎。さお。
さお。釣り竿。旗竿。
★まっすぐ伸びる象徴だが、命名実用例は少ない。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。