◆ 元の意味(古代)
化粧用の白粉、米を砕いた粉末。
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
10画
成り立ち
形声
部首
こめ
分類
常用漢字
穀粒を細かく挽いた粉を表す字。
ORIGIN
『説文解字』米部に「粉は傅面者なり。米に従ひ分聲」とあり、もとは顔に塗る化粧用の白粉を本義とする。許慎は形声字として米偏が素材を、分が音を担うと分析した。白川静『字統』では、分は刀で物を二つに分かつ会意字で「わける」「こまかくする」意を持ち、これを米に加えて、米を細かく砕いて粉末状にしたものを表すと解する。古代中国では米粉を顔に塗って肌を白く見せる化粧法が発達し、これを「傅粉」と称し、男子も身嗜みとして用いる風習があった。藤堂明保『漢字源』では、分の音符が「ばらばらに分かれる」意を含み、粒状の米を分かち砕いて微細な粉にする工程を表すとする。後世、用途の拡大により穀物・薬物・鉱物など細かく挽いた粉末一般を指すようになり、「粉骨砕身」「粉黛」「花粉」など多彩な語を生んだ。日本でも古く奈良時代から粉食文化が伝来し、「こな」「こ」の訓で親しまれ、菓子・料理の材料として欠かせぬ字となった。現代では化粧品「白粉(おしろい)」、製粉業、食品工業など産業用語にも広く使われる。命名では細やかさ・繊細さ・愛らしさを連想させる語として、女性名に用例があるが、粉砕・粉飾など否定的語感もあり多用はされない。
構成要素
米(素材)+分(音符・わけ砕く)
STROKE ORDER
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MEANINGS
化粧用の白粉、米を砕いた粉末。
こな、白粉、粉末。
★繊細で美しいことを願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。