◆ 元の意味(古代)
米粉で肌を飾り装うこと。
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
12画
成り立ち
形声
部首
こめ
分類
—
米の粉で肌を装い整える、麗しき化粧の字。
ORIGIN
粧は「米」を意符、「庄」を声符とする形声文字で、もとは「妝」と通じて用いられた。許慎『説文解字』巻十二下の女部に「妝、飾也。从女、爿聲」と見え、女が身を飾ることを本義とする。後世、白粉(おしろい)は米の粉を主原料としたため、「妝」の偏が「女」から「米」に置き換えられて「粧」が生まれ、化粧の意がより具体的に表されるに至った。白川静『字統』では「妝」を本字とし、「粧」を後出の俗字に近い形声字と位置づけるが、米粉を用いる化粧文化の定着により広く通用したと述べる。藤堂明保『漢字源』は「ショウ」の音について「壮(ソウ)・装(ソウ)」と同系で、「すらりと整える」という意味の語族に属し、外面を端正に整える行為全般を指すと解する。化粧、粉粧、紅粧などの語に用いられ、女性の美しさを際立たせる字として愛された。さらに「粧点(化粧して飾る、また風景を彩る)」のように、自然の景色を美しく装う意にも転用される。粧は、米という日常の素材から生まれた美しさへの希求を象徴する、雅やかな文字である。
構成要素
米+庄
STROKE ORDER
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MEANINGS
米粉で肌を飾り装うこと。
化粧する。よそおい飾る。整え繕う。
★美しく装う優美さ。女子名に稀に用いられる華やぎの字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。