◆ 元の意味(古代)
布や絹を織ること。
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KANJI ETYMOLOGY
shoku
画数
18画
成り立ち
形声
部首
いとへん
分類
常用漢字
縦糸と横糸を組み合わせて布を作る意。紡ぎ織り成すこと。
ORIGIN
「織」は形声文字で、意符の「糸」と音符の「𢦔(ショク・シキ)」から成る。許慎『説文解字』糸部には「織、作布帛之總名也。从糸、𢦔聲」とあり、本義は布や絹織物を作ることの総称であると説く。段玉裁の注は、麻・葛・絹を問わず糸から布を成す作業全般を指し、人類の衣食住の根幹をなす技であることを強調する。白川静『字統』は、「𢦔」を戈に飾りや旗印を加えた形とし、これに糸を加えた「織」は、糸に印(模様)を付して布を成すこと、すなわち単に布を作るだけでなく文様を織り込む高度な技を意味したと論じる。『字統』はさらに、「織」が「組織」「織女」「織錦」のように、糸の交差から人事の組み合わせ・関係構築の意へと拡がったことを述べる。また音「シキ」のときは「旗印」の意で、「幟(のぼり)」と通じる。藤堂明保『漢字源』は、語源を「ショク」の音に求め、「職(分担して受け持つ)」「識(しるしをつけて見分ける)」と同系の音群に属し、「印を加える・組み立てる」のが原義であると説く。藤堂は、糸を交差させて模様を生む行為が、知識を組み立てる「識」、職務を分担する「職」と通底する文化的概念であると指摘する。命名では物事を織り成す力・調和・創造性を象徴し、男女問わず用いられる。
構成要素
糸+𢦔
STROKE ORDER
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MEANINGS
布や絹を織ること。
おる。布を作る。組み立てる。
★調和して織り成す力、創造性、伝統文化を象徴する命名字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。