◆ 元の意味(古代)
罪を赦して据え置くこと。
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KANJI ETYMOLOGY
chi
画数
13画
成り立ち
会意兼形声
部首
あみがしら
分類
常用漢字
网と直とを合わせ、法網を解いて罪人を据え置く意。
ORIGIN
『説文解字』巻七下に「置は赦すなり。网に从い直に从う」とあり、捕えた者を網から解き放って一定の場所に「据え置く」、すなわち赦免する意であると説く。許慎の説では「置」は本来、罪を赦して措くという法律用語的な含みをもっていた。白川静『字統』は、網(网)の中の獲物を真っ直ぐに据えて並べる動作を示す字であるとし、対象を一定の位置に据え置く意から、転じて「設置」「位置」の意に発展したと述べる。直は単なる音符ではなく、まっすぐ立てて据える意を担う会意兼形声の構造である。藤堂明保『漢字源』は、直(チ・チョク)が「まっすぐに立てる」を意味し、网(あみ)と合わさることで、捕らえたものをそのままの位置にじっと据え置くことを表すとする。ここから「おく・すえる・もうける・しまつする」など多義に広がり、「設置」「処置」「位置」「装置」などの熟語に用いられる。命名では「物事を確かに据え置く」「定める」というニュアンスから、安定・誠実を期待する文字として地味ながら用例がある。
構成要素
网(あみがしら)+直
STROKE ORDER
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MEANINGS
罪を赦して据え置くこと。
おく、すえる、定める、設ける。
★安定して据える、定立するイメージ。誠実・落ち着きを託せるが用例は少なめ。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。