◆ 元の意味(古代)
せぼね。背の中央を貫く骨。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
10画
成り立ち
会意
部首
にくづき
分類
常用漢字
せぼね。身体を支える芯。揺るぎない柱の象徴。
ORIGIN
「脊」は会意文字で、上部に背骨の節々を象った形と、下部の肉(にくづき)とを組み合わせた字である。許慎『說文解字』巻四には「脊、背呂也。从𣎵、从肉」とあり、背の呂(連なる骨)すなわち脊柱を意味すると記される。𣎵は背骨が連なる象形で、人体の中軸を貫く骨を視覚的に示している。白川静『字統』では、上部の形は背骨の椎骨が並んだ象形であり、肉と合わせて身体を支える中心の骨、すなわち脊椎を表すと論じる。脊は「身を立たしむるもの」であり、ここから「せぼね」「中心の支え」の意が確立し、「脊梁山脈」のように地理上の中軸を意味する用法も派生したとする。藤堂明保『漢字源』においても、脊は背骨が縦に連なる形を示し、人体を直立させる中心の骨、転じて山地や建造物の中央を貫く稜線・棟(むね)を意味すると解説される。「脊柱」「脊髄」など医学用語のほか、「脊梁」は国土の中央山脈を指す古語として漢詩文にも頻用された。命名では身体部位の意が強く稀だが、揺るぎない芯の象徴として用い得る。
構成要素
𣎵(背骨) + 肉(にくづき)
STROKE ORDER
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MEANINGS
せぼね。背の中央を貫く骨。
せ。せぼね。中央を貫く支え。
★信念を貫く強き芯、揺るがぬ柱の象徴。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。