◆ 元の意味(古代)
建物に商品を並べ敷く、店。
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KANJI ETYMOLOGY
ho
画数
15画
成り立ち
形声
部首
した
分類
常用漢字
舎を構え物を並べ敷く、商いと老舗の伝統を示す字。
ORIGIN
「舗」は「鋪」の異体字で、意符の「舎」と音符の「甫(ホ)」から成る形声文字である。許慎『説文解字』には「鋪」として「金に従い甫の声」と収め、もと金属の取手・金具を意味した。後に「店をひらき品を並べる」意に転じて「舗」字が用いられるようになった。白川静『字統』は、「甫」がもと田圃に苗を並べ植える形であり、そこから「ひろくならべる」「しく」の意を派生させたと説く。白川は「舗」が「舎(建物)+甫(並べる)」の構成によって、建物の中に商品を並べ敷いた商店の意を表すに至ったと論じ、唐宋以降の都市商業文化の発展とともに字義が定着した経緯を指摘する。藤堂明保『漢字源』は「舗」を「舎+甫」の形声とし、声符PŪ/PÙは「平らに広げる」共通義を持つと分析する。藤堂は「店舗」「老舗(しにせ)」「舗装」「本舗」など熟語を挙げ、「敷く」「並べる」「商う」の意が一連の概念として「舗」に集約されることを解説する。日本では「老舗」の語が代々受け継がれる商家の伝統と信用を象徴し、家業継承の徳が込められる。命名にはほぼ用いられないが、伝統・信用・誠実な商いの徳を含む字。
構成要素
舎+甫
STROKE ORDER
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MEANINGS
建物に商品を並べ敷く、店。
みせ。しく。広げ並べる。
★命名にはほぼ使わないが伝統と信用の徳を含む字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。