◆ 元の意味(古代)
田に生える若い穀物の芽。
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KANJI ETYMOLOGY
byou/nae
画数
8画
成り立ち
会意
部首
くさかんむり
分類
常用漢字
田に芽吹く若苗。未来へ伸びゆく若い生命力と血脈を表す字。
ORIGIN
「苗」は艸(くさかんむり)と田から成る会意文字である。『説文解字』艸部に「苗、艸生於田者。从艸从田」とあり、許慎は田に生え出た草、すなわち穀物の若い芽を本義としたことを明記する。古代中国の農耕社会において、苗は秋の実りを約束する希望そのものであり、「揠苗助長」の故事(『孟子』)が示すように、その健全な成長は人為で焦らず天時に委ねるべき貴いものとされた。白川静『字統』は、田の上に艸を置く構造が「田から萌え出る穀物の若苗」を直截に表す象形的会意であるとし、苗が単に植物の幼体を指すだけでなく、転じて子孫・後裔を意味する語に発展した経緯を説く。「苗裔(びょうえい)」が遠い子孫を意味するのはこの用法であり、人もまた田の苗のごとく代々育まれ伸びゆくものという思想が宿る。藤堂明保『漢字源』では、苗を「田に生えるか細い若芽」と定義し、頭をもたげて伸びゆく姿から「ミョウ=芽吹く」の語感を抽出する。日本では「早苗」「苗代」「苗字」など稲作文化と血統の双方に深く根を張る字である。
構成要素
艸(草)+田
STROKE ORDER
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MEANINGS
田に生える若い穀物の芽。
なえ、若い植物、子孫、血統。
★田に芽吹く苗のごとく、すこやかに伸び未来を担う人に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。