◆ 元の意味(古代)
衣で身を包み整える、武装
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KANJI ETYMOLOGY
sou
画数
13画
成り立ち
形声
部首
ころも
分類
人名用漢字
「装」の旧字体。衣を整え身を飾る古典的字形を保つ。
ORIGIN
「裝」は「装」の旧字体(正字)であり、『説文解字』衣部に「裹也。从衣壯聲」とあり、衣で物を裹(つつ)み整える意を本義とする形声字である。新字「装」が「壯」の偏旁を「壮」に簡略化したのに対し、「裝」は爿(しょう)に士を組み合わせた本来の声符「壯」を保持しており、字義の重みもより伝統的に映る。白川静『字統』は、「壯」を兵士が床几に倚って待機する勇ましい姿に解し、武装・身支度の盛んな状態を示すと述べ、「裝」はその「衣を盛んに身に纏う」「物を確と包み込む」意を字形に明示すると説明する。古代中国の礼制では、武装・行装・婚装・喪装など、場面ごとに衣服と装身具の組合せが厳密に定められ、その総体が「裝」の語に集約された。藤堂明保『漢字源』は、「壯」を「ぴんと張って盛んな状態にする」声符と位置づけ、「裝」を「衣をしっかり身に張りつけて整える」意の形声字とし、装飾・装填・装束など多くの熟語の母胎となったと指摘する。日本では人名用漢字に「装」とともに「裝」が許容され、伝統美・古典趣を尊ぶ命名で旧字「裝」が選ばれる例がある。
構成要素
衣+壯(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
衣で身を包み整える、武装
よそおう、かざる、つつむ、ととのえる
★古典の品格を備えた装いと、内に勇ましさを秘めた整いを象徴する。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。