◆ 元の意味(古代)
人の腰。身体の中心。
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
9画
成り立ち
象形
部首
おおいかんむり
分類
常用漢字
腰の部分を両手で押さえる形。物事の中心、欠かせない要点。
ORIGIN
「要」は西部(覀部)に属するが、本来は人体象形の字である。許慎『説文解字』巻三上の臼部には「要は、身の中なり。人の要を象る。両手を以て之を自臼するに従ふ。古文の要」と記され、人が両手で腰を押さえる姿を象った字、すなわち体の中央である「腰」を本義とすると説かれている。白川静『字統』もこれを継承し、「要」は女性が両手を腰に当てて立つ姿の象形であり、後に身体の最も枢要な部位「腰」を表す字として定着、のちに「腰」字が肉付きを伴って分化したとする。腰は身体の中枢にあって上下を支える要所であることから、「物事の中心」「かなめ」「肝心要」という抽象義へ展開した。藤堂明保『漢字源』もまた、「要」を腰の象形に発するとし、「ヨウ」音を「中心に締めつける」意の単語家族(要・腰・約)に位置づける。そこから「束ねる」「締めくくる」「不可欠である」「求める」など多彩な意が派生し、『論語』『孟子』にも「要約」「要道」「要領」など要点を示す語として頻用される。日本では律令制下の「要害」「要衝」など軍事用語、近代以降は「重要」「必要」「要請」など枢要性を表す常用語として広く用いられる。命名では物事の中心となる人物、不可欠の存在として頼られる人を願う字として古来用いられてきた。
構成要素
西(覀) + 女
STROKE ORDER
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MEANINGS
人の腰。身体の中心。
かなめ。中心。重要。必要とする。求める。
★物事の中心となり、人々から求められ頼りにされる存在に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。