◆ 元の意味(古代)
神前で犠を断ち、揺るがぬ約束を立てること。
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
14画
成り立ち
形声
部首
げん
分類
常用漢字
ちかう、神前で約束する。誓約。
ORIGIN
「誓」は「言」の上に「折」を置く形声文字である。許慎『説文解字』言部には「誓は約束なり。言に从ひ折聲」とあり、本義は「神聖な物を断ち切ることで言葉の重みを示し、約束を立てる」ことを意味する。「折」は斧で物を断ち切る形であり、古代の盟誓では犠牲の動物や器物を実際に切り、もし約を破れば己もまたかく断たれんとの覚悟を示した。それに言を加えた「誓」は、断ち切る行為と言挙げを一体として示す字である。白川静『字統』はこの字を盟誓儀礼の象と捉え、犠を割き血を以て契りを結ぶ古代の風俗を背景に、神前における重厚な誓約の語と解する。藤堂明保『漢字源』では、折の音セツ・セイは「ぴしゃりと断ち切る」意の語族に属し、「誓」もその意を承けて、後戻りできぬほど決然と言葉を断ち定めるの意を持つと説く。「誓約」「宣誓」「誓願」など、宗教・婚姻・国事の重大な場面に用いられ、揺るがぬ意志と神聖な責任を象徴する。誠実と決意の字である。
構成要素
折+言
STROKE ORDER
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MEANINGS
神前で犠を断ち、揺るがぬ約束を立てること。
ちかう。誓い。誓約。宣誓。
★決意・誠実・揺るがぬ意志を象徴する字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。