◆ 元の意味(古代)
言葉で承知する、応じる。
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KANJI ETYMOLOGY
daku
画数
16画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
常用漢字
信義を貫く誠実な承諾、男子の一言重しの文字。
ORIGIN
「諾」は形声文字で、意符の「言」と音符の「若」から構成される。許慎『説文解字』言部には「諾は應なり。言に従ひ若声」とあり、本義は「相手の言葉に応えて承知する」「うべなう」ことである。白川静『字統』では、「若」が巫女が髪を振り乱して神懸かりする形に由来し、「神意に従う」「しなやかに従順である」という根本義を持つと述べる。したがって「諾」は、相手の言葉を受け入れて柔軟に応じる、信実をもって承諾する行為を意味するという。白川は、古代において諾否は単なる返事ではなく、神意や君命に対する誓いに近い重みを持っていたことを指摘し、『史記』に見える「季布の一諾」の故事のごとく、男子が一度諾と言えば千金にも代え難いとされた信義の文化的背景を論じる。藤堂明保『漢字源』では、「若」が「しなやかに従う」という核義を持ち、「諾」は「言葉で素直に応じる」「快く承知する」意であると説明される。日本でも「承諾」「快諾」のように、相手の意を受けて誠実に応える行為を表す。命名に用いれば、信義に厚く、約束を違えぬ誠実さを願う字となり、男子の名にふさわしい力強さを備える。
構成要素
言(ことば)+若(音・従う)
STROKE ORDER
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MEANINGS
言葉で承知する、応じる。
うべなう、はい、承諾する。
★一言の重みを知り、信義を貫く誠実な人に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。