◆ 元の意味(古代)
伴奏なしの徒歌、民謡
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
16画
成り立ち
形声
部首
言(ごんべん)
分類
常用漢字
民の口より生まれる節。土地に染みる歌の字。
ORIGIN
『説文解字』言部に「謠、徒歌なり(伴奏なき歌)」とあり、楽器の伴奏なしに口ずさむ歌、すなわち民謡を本義とする。形声で意符は言、声符は䍃(ヨウ/うつわに陶土を入れる形)。䍃は陶土を捏ねて器を作る形ともされ、白川静『字統』は謡を「土地に根ざして自然に湧き出る歌」と解し、民の生活から生じる歌謡というニュアンスを読む。藤堂明保『漢字源』は声符䍃に「ゆらゆらと揺れ動く」イメージを認め、節をつけてゆらぐ歌声を表すとする。『毛詩』に「曲合せざるを謠と曰ふ」とあるように、雅楽の「歌」と区別され、民間の徒歌・童謡・俗謡を指した。日本では中世以降、能の声楽部分を「謡(うたい)」と称し、観世・宝生など各流派の謡曲として大成。庶民の歌謡から高度な舞台芸能まで、幅広く根付いた一字である。
構成要素
言(ことば・声)+䍃(声符・揺れる、土を捏ねる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
伴奏なしの徒歌、民謡
うたう、民謡、能の謡
土地と人々に愛される歌のように、自然体で心を伝える人に。古き良き節回しのような奥ゆかしさと、人を惹きつける声を願って。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。