◆ 元の意味(古代)
声をかけて見守り、危難から救う。
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
20画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
常用漢字
言葉と力で大切なものを守り抜く字。
ORIGIN
護は言を意符、蒦を音符として加えた形声字である。許慎の『説文解字』言部には「護、救視也。从言蒦聲」とあり、声をかけて見守り、危難から救うことが原義として示されている。蒦は鳥を手で捕らえる形に由来し、しっかりと掴んで離さない意を含む。したがって護は、言葉によって呼びかけ、同時に確実に手中に収めて守るという二重の働きを表す字である。白川静の『字統』では、蒦は雀を捕らえる呪儀に由来し、神霊の力をもって対象を守護する宗教的な意味合いを持つとされる。護はそこから、人智を超えた加護、神仏の守りをも含意する深い字となった。藤堂明保の『漢字源』においては、護は「蒦」と同系で「すっぽり覆ってかばう」音象徴を持ち、獲・穫などと同系語族に属するとする。古来、護法・護国・守護・愛護などの語に用いられ、仏教の四天王や神道の守護神信仰とも結びついて、宗教的・倫理的に重要な位置を占めてきた。日本では「護る」と訓じて武家の家訓や名乗りに広く用いられ、家を守り民を守る武人の徳を象徴した。名に用いれば、大切なものを守り抜く強さと優しさを兼ね備えた人柄を願う字である。
構成要素
言+蒦
STROKE ORDER
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MEANINGS
声をかけて見守り、危難から救う。
まもる、保護する、援助する。
★大切なものを守り抜く強さと優しさを願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。