◆ 元の意味(古代)
祭祀に用いる高坏、後に転じて穀物の「まめ」。
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KANJI ETYMOLOGY
tou
画数
7画
成り立ち
象形
部首
まめ
分類
常用漢字
祭祀の高坏に始まり、生命の種を意味する字。
ORIGIN
豆はもと祭祀に用いる高脚の食器(たかつき)を象った象形字である。許慎の『説文解字』豆部には「豆、古食肉器也。从口、象形」とあり、肉や供物を盛るための古代の祭器を表す字であることが明確に示されている。甲骨文・金文においても、円い皿に高い脚と台座のついた器の形が描かれており、後にこの器に盛る穀物の代表である「まめ」を意味するように転義した。白川静の『字統』によれば、豆は祭祀において神に供物を捧げるための聖器であり、礼器として「籩豆」と並称された。神前に並ぶ豆は儀礼の中心にあり、共同体の祈りを支える神聖な器であった。藤堂明保の『漢字源』においては、豆の音は「コトコトとひと所にまとまる」「丸くまとまる」音象徴を持ち、頭・痘・短などと同系語族に属するとされる。すなわち豆は、丸くまとまった粒、かたまりの形を表す字でもある。後に穀物の「まめ」、また「小さくて愛らしいもの」の意に広く転じ、豆本・豆知識などの語に用いられる。名に用いれば、小粒ながら芯の強い生命力、家族や仲間を支える誠実さ、豊かな実りを願う、素朴で温かな字である。
構成要素
象形(高坏の形)
STROKE ORDER
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MEANINGS
祭祀に用いる高坏、後に転じて穀物の「まめ」。
まめ、小さい、可愛らしい。
★小粒でも芯が強く、誠実で実り豊かな人生を願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。