◆ 元の意味(古代)
迂回して災難を避ける
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KANJI ETYMOLOGY
hi
画数
16画
成り立ち
形声
部首
しんにょう
分類
常用漢字
難を退き身を守る字。
ORIGIN
『説文解字』辵部に「避、回也。从辵、辟聲」と載せ、辵を意符、辟を声符とする形声字とする。本義は「回(めぐ)る」、まっすぐ進まずして迂回し、害を避けることである。白川静『字統』は、声符の辟が刑罰を司る尸(しかばね)と辛(針・刑具)とより成り、刑罰・忌避の意を含むと解し、辵を加えて「刑禍を避けて身を退く」意となると説く。古典においては『論語』に「賢者避世、其次避地、其次避色、其次避言」と説かれ、君子の処世における四避の徳が論ぜられた。儒家の伝統において、避はただ逃げることではなく、時宜を察して身を引く智の徳とされ、「中庸」の見識と表裏をなす重要徳目である。漢代以降「避難」「回避」「逃避」「忌避」など災厄・諱事を退ける語に展開する。藤堂明保『漢字源』は、辟・避・癖をHI/PEK系として、「ぐっと身をそらせて離れる」共通義を抽出する。命名においては「避ける」の語感を嫌い使用は稀少であるが、字義の根底には危険を察する明察の智、無用の争いを退ける和の徳が含まれる。
構成要素
辶+辟
STROKE ORDER
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MEANINGS
迂回して災難を避ける
さける、よける、のがれる
★危険を察する明察と無用の争いを退ける和の徳。ただし人名使用は稀。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。