◆ 元の意味(古代)
土中に蔵する金属、五金、特に黄金
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KANJI ETYMOLOGY
kin
画数
8画
成り立ち
形声
部首
金(かねへん)
分類
常用漢字
土中に鉱を蔵すかたち。永遠の輝きを宿す王者の字。
ORIGIN
甲骨文には未だ確実な字形が見えず、西周金文において「金」字が成立する。字形は土の中に二点(または四点)を加え、鉱石(粒)の埋蔵を象るとされる。『説文解字』金部に「金、五色金なり、黄を之の長と為す」とあり、五金(金・銀・銅・鉄・錫)の総称であったが、特に黄金を最上とした。形声説では今(コン・キン)を声符と見る。白川静『字統』は字形を「土中に金属の粒を蔵する形」と説き、鋳造儀礼と結びつけて解する。藤堂明保『漢字源』も同様に「土+点+今声」と分析し、堅く重く光るものを意味するとする。金文には「金」を青銅器銘として用いる例が多く、当初は青銅を指したが、後に黄金へと意味の中心が移った。落合淳思『甲骨文字辞典』は甲骨段階での未成立を指摘する。日本では「かね」が金属一般を、「こがね」が黄金を表す古語として残る。
構成要素
今(声符)+土+金属の粒を表す点
STROKE ORDER
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MEANINGS
土中に蔵する金属、五金、特に黄金
金、黄金、金銭、貴重なもの
永く色褪せぬ価値ある人生を歩み、内に確かな輝きを持つ人に。富と誠実、不変の品位を兼ね備えるよう願って。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。