◆ 元の意味(古代)
山のかど・すみ
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KANJI ETYMOLOGY
guu
画数
12画
成り立ち
形声
部首
こざとへん
分類
常用漢字
すみ・かど。
ORIGIN
『説文解字』に「隅、陬なり。阜に从ひ禺聲」とあり、許慎は本義を山の角・隅まった所と解し、阜(丘)を意符、禺(ぐう)を声符とする形声字とした。白川静『字統』は、声符「禺」が獣面の象形を含み、四隅を護るトーテム的存在の連想から、「隅」字に四方の角を封じ守る呪的観念が伴うと論じる。古代の祭祀において、四隅は天地の境であり、霊力の集まる聖なる場と認識されていた。藤堂明保『漢字源』は語族として「グウ・コウ」音に「曲がる」「つの」の共通義を見出し、「偶」「遇」「寓」と同系とする。すなわち隅とは、まっすぐな線が折れ曲がって角を成す部位を指す。『論語』泰伯篇に「一隅を挙げて三隅を以て反らざれば、則ち復た也せず」とあり、ここから「一隅を照らす」(最澄)のごとく、片隅にあって着実に光を放つ徳の比喩へと展開した。命名上は、目立たぬ位置にあって誠実に責務を果たす謙徳、また家を四隅から守る堅実さを象徴する佳字とされる。
構成要素
阝(阜)+禺(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
山のかど・すみ
すみ・かたすみ
★ 一隅を照らす謙徳と堅実さを願う字。地名・名字でも親しまれる。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。