◆ 元の意味(古代)
離黃(鳥名)、付き従う/離れる
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KANJI ETYMOLOGY
ri
画数
18画
成り立ち
形声
部首
ふるとり
分類
常用漢字
光と別れ。
ORIGIN
『説文解字』巻四に「離、離黃、倉庚也、鳴則蠶生、从隹离聲」とあり、許慎は离(リ)を声符、隹を意符とする形声字とし、本義を「離黃(コウライウグイス)」という鳥の名と訓じた。この鳥が鳴けば養蚕の季節が来るとされ、農時を告げる神聖な鳥であった。白川静『字統』は、离が「ちみ(魑)」に通じる怪獣の象であることから、離を「神霊が憑依する鳥を捕らえる呪儀」とし、神事における離合の意が原義に潜むと論じる。藤堂明保『漢字源』はリ系語族として「籬・罹・麗」と通じ、「ふたつのものが並びつつ分かれる」核義を持つとし、易の卦「離」が火と光、付き従いつつ離れる象であることを指摘する。『易経』離卦に「離者麗也、日月麗乎天」とあり、離は本来「麗」と通じ「付き従う」意をも持つ二義性を有する。本義の鳥名から転じて「はなれる」「わかれる」「八卦の離(火)」へと展開した。常用漢字。命名では別離の負義から忌避されることが多いが、自立・独立の象徴として用いる例もある。
構成要素
离(声符)+隹
STROKE ORDER
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MEANINGS
離黃(鳥名)、付き従う/離れる
はなれる、わかれる、八卦の火
★日月が天に麗しく付き従う易卦「離」の光輝を象徴する字(用例稀)。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。