◆ 元の意味(古代)
水辺で眉を顰めて立ち止まる。
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KANJI ETYMOLOGY
hin
画数
17画
成り立ち
会意
部首
おおがい
分類
常用漢字
絶え間なく寄せる。
ORIGIN
★『説文解字』頻部に「頻、水厓人所賓附、頻蹙不前而止。从頁从涉」と見える。許慎は頻の古字を「涉(水を渉る)」と「頁(顔)」との会意とし、人が水際に立ち、渡るに渡れず眉を顰めて足踏みする情景を本義とした。すなわち本来は「水辺で逡巡し顔をしかめる」を意味し、後にこの動作の繰り返しから「しばしば・たびたび」の副詞義が派生した。白川静『字統』は、頻が古来「顰(ひそめる)」と同源であることを確認し、心の動揺が顔に現れる様を頁(顔)で示し、波のように繰り返される動作の象徴として副詞化したと論じる。藤堂明保『漢字源』は声系「ヒン」群(賓・浜・濱など)が「水際に幾度も寄せる」共通義を担うとし、頻も「波が次々と寄せるように繰り返す」字義を担うと整理する。『詩経・小雅・節南山』の「百川沸騰、山冢崒崩、高岸為谷、深谷為陵。哀今之人、胡憯莫懲。…國既卒斬、何用不監、…天降喪亂、…民言無嘉、憯莫懲嗟」、『論語』『漢書』に頻見する「頻歳」「頻仍」は、繰り返しの密度を表す語として定着した。
構成要素
歩(あゆむ)+頁(おもて)
STROKE ORDER
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MEANINGS
水辺で眉を顰めて立ち止まる。
頻繁・頻発など、しばしば、繰り返し起こること。
★絶え間なく機会を引き寄せ、努力を重ねて道を拓く粘り強さを宿す字。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。