◆ 元の意味(古代)
大型の猛禽、ワシ。
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KANJI ETYMOLOGY
shuu
画数
23画
成り立ち
形声
部首
とり
分類
人名用漢字
天空を制す王者。
ORIGIN
『説文解字』鳥部に「鷲、鳥黑色、多子。師曠曰、南方有鳥、名曰羌鷲、黄頭赤目、五色皆備。从鳥就聲」と記され、就(しゅう)を声符とし鳥を意符とする形声字である。鷲は古代中国でも猛禽の最たるものとされ、『山海経』西山経に「鳥多鷲」とあり、霊獣の生息地を示す指標であった。インド霊鷲山(りょうじゅせん/グリドラクータ)は釈迦が『法華経』を説いた聖地として仏典に頻出し、漢訳仏教文化の中で鷲は神聖性をも帯びた。白川静『字統』は「就」が「高所に据える」「成し遂げる」の意であることから、鷲は最も高く飛び、獲物を確実に仕留める鳥として字を構成したと解する。藤堂明保『漢字源』はシュウ(就)系の音に「集まる・集中する」の核義があり、視線と力を一点に集めて急降下する鷲の習性と語源的に符合すると述べる。日本でも『古事記』神武天皇条に「金色の鵄」が登場し、天皇の弓に止まって敵を眩ませた瑞兆として記される(鵄は鳶字だが、後に鷲と混用された)。武士の家紋「鷲の羽」は剛勇の象徴とされ、武家社会で広く用いられた。命名における鷲は雄渾・剛毅の字として、男児名「鷲尾」「鷲峰」など強さを願って選ばれる。
構成要素
就(しゅう=声符)+鳥(意符)の形声字。
STROKE ORDER
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MEANINGS
大型の猛禽、ワシ。
ワシ、空の王者、剛毅・雄大の象徴。
★高い視座と剛毅さで、頂点を究める人へ。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。