◆ 元の意味(古代)
野生のしか
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KANJI ETYMOLOGY
roku
画数
11画
成り立ち
象形
部首
鹿(しか)
分類
常用漢字
枝分かれする角と細い四肢、しなやかに立つ鹿の全身を写した象形文字。
ORIGIN
甲骨文の「鹿」は、枝角を高く掲げ、長い首と細い脚で立つ鹿の側面像であり、特に角の分岐を誇張して描く。金文・篆文を経て現在の字形に整い、上部の「广」状部分はかつての頭部と角、中央は胴、下の「比」状は四肢に由来する。説文解字に「獣なり、頭角四足の形に象る、鳥鹿の足相比す、故に比に从ふ」と記す。白川静『字統』は、鹿が「禄(ロク)」と通じ、古代中国で福禄をもたらす瑞獣とされたこと、「逐」「麗」など鹿を含む字に祭祀・狩猟の文脈が色濃く残ることを論ずる。藤堂明保『漢字源』は「ロク」が「縁(ふち)が連なる」「角が連なる」イメージで「禄」「麓」と同系であると解説する。日本では奈良春日大社の神鹿信仰など、神聖視される伝統がある。落合淳思も狩猟記事における頻出を指摘する。
構成要素
鹿の全身像(角・頭・胴・四肢)
STROKE ORDER
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MEANINGS
野生のしか
シカ。神聖な瑞獣・福禄の象徴
神鹿のごとく清らかで気品高く、福と禄に恵まれた人生を歩むようにという願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。