◆ 元の意味(古代)
中央・土の色、黄色。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
12画
成り立ち
象形
部首
き
分類
—
黄の旧字。
ORIGIN
黃は「黄」の旧字体で、『説文解字』黃部に「黃、地之色也。从田从炗、炗亦聲」と記される。許慎は田と炗(光の古字)から成る会意兼形声字とし、「地の色」すなわち中央の土の色を本義と定めた。五行思想において黃は中央・土徳の色であり、四方の青(東木)・赤(南火)・白(西金)・黒(北水)に対し中心に位置する最尊の色とされた。漢代以降、黃は皇帝の専色となり、「黃袍」(皇帝の衣)「黃屋」(天子の車蓋)など、天子の象徴語として広く用いられた。中国民族の祖・黃帝(こうてい)の名もこの字に基づく。『易経』坤卦「黃裳元吉」は、黃の中正の徳を備えた者が大吉であると説き、儒学では中庸の徳の象徴とされた。白川静『字統』は字源を異にし、黃を「玉佩を腰に下げた人」の象形と解し、貴人の佩玉が黃色であったことから色名となったと論じる。藤堂明保『漢字源』は炗(光)が声符として「明るく輝く」の意を担い、黄金の輝きを核義とすると述べる。日本では新字体「黄」が常用され、旧字「黃」は古典籍・書道・固有名詞に残る。命名における黃は新字「黄」と同義で用いられる。
構成要素
田+炗(光)の会意兼形声、または玉佩を下げた人の象形(諸説あり)。
STROKE ORDER
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MEANINGS
中央・土の色、黄色。
黄色、五行の中央色、皇帝の色。
★中庸の徳と、黄金の輝きを宿す人へ。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。