易学の核心は陰陽(陰と陽)の二元論であり、これを段階的に展開して八卦・六十四卦を導きます。本記事では易学的世界観の根本である「太極」から「両儀」「四象」「八卦」への展開と、八卦それぞれの象意を、古典の範囲で中立的に紹介します。
太極・両儀・四象・八卦
『繋辞伝』には「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず」とあります。これは易学的宇宙論の根本構造を述べたものとされ、太極(混沌の一元)から陰陽の二元(両儀)へ、二元から太陽・少陰・少陽・太陰の四象へ、四象から八卦へと段階的に展開する図式です。
太極図(白黒の勾玉が組み合わさった円)は陰陽の動的バランスを象徴する図とされ、八卦と組み合わせて先天八卦図・後天八卦図として表現されます。
八卦それぞれの象意
八卦は乾(けん/天)・兌(だ/沢)・離(り/火)・震(しん/雷)・巽(そん/風)・坎(かん/水)・艮(ごん/山)・坤(こん/地)の8つです。それぞれが自然現象・家族関係・身体部位・方位など多重の象意を持つとされます。
- 乾(天)父・剛健・西北・頭・馬の象意。
- 兌(沢)少女・喜び・西・口・羊。
- 離(火)中女・明・南・目・雉。
- 震(雷)長男・動・東・足・竜。
- 巽(風)長女・入・東南・股・鶏。
- 坎(水)中男・険・北・耳・豕。
- 艮(山)少男・止・東北・手・狗。
- 坤(地)母・順・南西・腹・牛。
先天八卦と後天八卦
八卦の配置には伏羲(ふくぎ)に帰される「先天八卦」と、文王(周代)に帰される「後天八卦」の2種があるとされます。先天八卦は宇宙の原理を、後天八卦は現実世界の動態を表す配置とされ、風水・方位術では後天八卦がよく用いられます。

全世界の姓名判断や鑑定、占いを統合し、その英知を42年間学び続けた占い師。伝統的な熊崎式姓名判断に中国・韓国・台湾など東アジアの命名哲学、さらには西洋の数秘術までを横断的に研究。姓名判断大全の全記事を監修し、赤ちゃんの命名から改名・社名決定まで、実務的な指針の提供を使命としている。
