姓名判断で画数を数える時、『旧字体と新字体どちらで数えるのか』は初心者が最もつまずくポイント。流派により立場が異なり、実は結論が割れます。主要流派の考え方と、実際に差が出る漢字の実例まで解説します。
なぜ旧字体と新字体で画数が違うのか
昭和21年の当用漢字制定以降、多くの漢字が簡略化されました。『澤→沢』『濱→浜』『櫻→桜』など。新字体は画数が減っており、同じ字でも旧字と新字で4〜8画違うことも珍しくありません。
姓名判断は明治〜昭和初期に体系化された運命学のため、基準となる画数は原則『旧字体=康熙字典体』でした。現代の流派はこの伝統をどう扱うかで分かれます。
熊崎式 — 旧字体で数える主流派
昭和初期に熊崎健翁が体系化した流派。日本の姓名判断の9割以上がこの流派の影響下にあり、本サイトも熊崎式をデフォルトとしています。
原則として康熙字典の画数(旧字)を採用。『沢』は旧字『澤』で16画、『浜』は旧字『濱』で17画と数えます。登記上の字体は新字でも、運勢判定は旧字で行うのが伝統的正統派です。
桑野式 — 旧字原則だが一部新字容認
桑野燿齋による流派。基本は旧字体ですが、常用漢字として完全に独立した字(恵・器・応 等)は新字で数えることもあります。
三才配置と陰陽バランスを重視するため、画数の微差が判定に大きく影響します。熊崎式と併用する場合は、同じ流派で統一して数えるのが鉄則。
新字体派 — 登記名通りに数える現代派
戦後の新しい流派で、『本人が使っている字体で数えるのが自然』という考え方。現代では新字体で戸籍登録される以上、新字で数えるべきとします。
初心者には直感的でわかりやすいのが利点。ただし伝統派からは『運命学の根拠を失う』と批判があります。
旧字と新字で差が出る代表漢字
実際に名付けでよく使われる字の中から、画数差が大きいものをピックアップしました。
どちらで数えるべきか — 実務的結論
結論:流派を混ぜない。熊崎式で数えると決めたら最後まで旧字。新字派で数えると決めたら最後まで新字。途中で変えると判定がブレて無意味になります。
本サイトでは熊崎式(旧字)を標準とし、必要に応じて新字判定も併記しています。迷ったら熊崎式で統一が無難です。
