天格(てんかく)は、姓(苗字)の画数を合計した数で、家系から受け継ぐ運勢・血筋の運・先祖運を示します。自分で変えられない「先天運」の代表格で、鑑定では単独では強く吉凶を判断しません。本記事では天格の意味・計算・吉凶の判断基準と、他の格との関係までを整理します。
天格とは何か
天格とは、姓(苗字)を構成する漢字の画数をすべて合計した数を指します。五格のうち天の位置に置かれ、家系から引き継ぐ運勢・血統運・祖先運を示します。
結婚や養子縁組で姓が変わらない限り、本人の意思で変えることはできません。そのため天格は「先天運」とも呼ばれ、鑑定では単独で強く吉凶を問わないのが慣例です。
天格の計算方法
計算は、苗字の各字の画数を合計するだけです。旧字体が正字の漢字は原則として旧字体の画数を用います。
例:「佐藤」の場合、「佐」=7画、「藤」=18画 → 天格=7+18=25画。
例:「田中」の場合、「田」=5画、「中」=4画 → 天格=5+4=9画。
苗字が1字の場合はその字の画数がそのまま天格になります(例:林=8画、森=12画)。
- 苗字1字字の画数そのままが天格。例:林=8、森=12、関=19。
- 苗字2字両字の合計。最も一般的な形式。
- 苗字3字以上全ての字の合計。小鳥遊(たかなし)など稀なケース。
天格の吉凶の考え方
天格は単独では吉凶を強く判断しません。これは天格が自分の努力で変えられない「家系の運」だからです。ただし、他の格(人格・総格)との関係で次の2点が重視されます。
- 天地配置天格と地格の陰陽バランス。奇数=陽・偶数=陰で、天陽地陰(または逆)が理想的。
- 天人関係天格と人格の数理相性。相生は吉、相剋は注意。
代表的な苗字の天格例
日本の主要な苗字の天格を一覧化しました。同じ天格でも名の付け方で総合運は大きく変わります。
- 佐藤=25画天格としては吉数扱い。剛健財富の意味を持つ。
- 鈴木=17画剛健・独立の吉数。家系に独立心あり。
- 高橋=26画波乱・英雄の数。努力で開花する傾向。
- 田中=9画苦労・破壊の凶数。他格で補う必要あり。
- 伊藤=24画金運・蓄財の大吉数。豊かな家系に縁。
- 山本=10画空亡の凶数。人格・総格で吉を重ねたい。

全世界の姓名判断や鑑定、占いを統合し、その英知を42年間学び続けた占い師。伝統的な熊崎式姓名判断に中国・韓国・台湾など東アジアの命名哲学、さらには西洋の数秘術までを横断的に研究。姓名判断大全の全記事を監修し、赤ちゃんの命名から改名・社名決定まで、実務的な指針の提供を使命としている。
